揺れながら

目の前で君は優しく
微笑んでみたりするけど
もう信じないから
作り笑顔でかわして
世渡り上手のふりして
聞きたくないよ 何も

でもホントは世界に飛び出し
誰かにぎゅーっとされたいし
手をつないでさ 満たされてさ
でも恋人ごっこはごめんだ
寂しさに付け入りなめんな
ほっといて さよなら  

こんな感情なんて
ただの妄想だって
僕には似合わない
わかってる

海に飛び込んで向こう岸へ
泳ぐ泳ぐ魚のように
誰もいない世界で踊るのさ
音楽があればいいのさ
泳ぐ泳ぐの夢の世界へ

踊る踊るの
揺れながら

君に恋してたいつから?
たくさんの思い出作って
それが嬉しくってさ
触れられる度に何かが
胸の奥で暴れだす
そんな君が憎い

不安と幸せが交じる
不確かな何かを求める
『ちゃんと伝えて?』わからないかなぁ
鳴り止まない頭のノイズを
かき消して君の言葉で
僕だけを見つめて

今が幸せなんて
ホントは知ってるって
いつまでもずっと
離れないから

ずっとずっと『いつ会えるの?』なんて
無意味なんだけど
でもきっときっと
繋がっているのさ

紡ぐ糸のように

海に飛び込んで遥か遠く
泳ご泳ご魚のように
君だけの世界へ潜るのさ
未来へ飛び出そうよ

空に羽ばたいて世界中を
巡る巡る鳥のように
君と手を繋いで旅立つの
微熱が身体を廻(めぐ)る

廻(まわ)る廻(まわ)るの
あなたの中で

踊ろ踊ろうよ
揺れながら